糸魚川市は大野地区に整備する次期一般廃棄物最終処分場(埋立処分場)整備工事の制限付き一般競争入札を月内に公告する。2021年からの供用開始に向け、本年度当初予算で整備事業費として18年度から3カ年の債務負担行為11億720万円を設定した。
新最終処分場は、埋め立て処理が終了した大野最終処分場(大野地内)の下流側にクローズド型(被覆型)で整備する。埋め立て容量は6000立方。現在整備中の新クリーンセンター(須沢地内)から排出される焼却飛灰を搬入し埋め立てる。埋め立て期間は21年~35年までの15年間。
貯留構造はコンクリートピット形式で、水密性の確保やクラック対策のため、防水性に高いコンクリートを採用。さらにコンクリートピットを二重の遮水シートで覆う構造とする。
新処理場の浸出水処理は、廃棄物の安定化など必要な水を散水する程度で、一日当たり約2立方と少なく、既存の最終処分場からの湧水と併せ現在の浸水処理施設で処理し、下流水路に放流するとしている。
【新施設のイメージ】