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国土交通省北陸地方整備局(建設),その他記事(民間)

全測連北陸と担い手確保などで意見交換

2018/11/06 新潟建設新聞

 北陸地方整備局と全国測量設計業協会連合会北陸地区協議会は2日、意見交換会を開催した=写真=。担い手確保・育成や入札制度など、さまざまな課題で議論を交わした。

 担い手確保・育成に向けては、協議会が「測量設計業の現状と課題」と題した資料をまとめ、会員の測量士と測量士補を合わせた技術士が、2006年の1904人から17年に1618人まで減少している深刻な事態を説明。整備局に適切なアドバイスや情報提供などを求めた。これに対し整備局は、産学官で構成する「担い手確保・育成推進協議会」を設置し、構成メンバーで情報共有を図っていることなど活動を説明。また11月21日には建設系の高校生や大学生約400人を対象とした企業合同セミナーを開催することも紹介した。

 入札制度の取り組みでは、3つの総合評価で要望。本年度から2000万円以下に引き上げた簡易特別型は「今後検証していく」と回答。企業の実績を加点評価せず技術提案のみを評価する、チャレンジ型は「他の整備局の状況を見ながら検討する」と述べた。また比較的簡易な設計を対象に行っている、自主的照査併用型は「測量に上手く当てはめることができるか分からないが、他の整備局の状況を見て検討したい」と応じた。

 適正な履行期間に向けては「国債などの活用や、本年度から始めたウイークリースタンスの取り組みも、さらに進めている」と回答した。

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