新潟県建設業協会の新潟市近隣8支部と北陸地方整備局の5事務所との意見交換会が12日、新潟市の新潟国道事務所で開催された=写真=。工事発注見通しや品質証明制度、ICTなどで要望や意見が出された。
発注見通しについては、協会が「施工実績も盛り込んで公表してほしい」と要望。これに対し整備局は「発注見通しは、あくまで見通し。変更となる可能性が高いため、盛り込むのは難しい」との回答にとどまった。
品質証明制度は「維持工事は制度適用外としてほしい」と要望。整備局は「難しいが本局に伝えたい」との姿勢を示した。
ICTについては「中山間地域ではGPS機能が使えないことがある」との指摘があった。整備局は「準天頂衛星システム『みちびき』が運用開始したことから、様子をうかがいたい」と答えた。
検査書類の簡素化については、これまで検査時に必要だった44種類の書類を13種類まで減らしたが、いまだに定着していない場合もあり、再度徹底することを確認した。