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愛広会が燕労災病院跡に新病院を計画

2018/12/08 新潟建設新聞

 医療法人愛広会(池田弘理事長、新潟県新潟市北区木崎761)が県央基幹病院開院後に再編対象となる県立燕労災病院跡で新病院の整備を計画していることが分かった。新病院は病院東側の寄宿舎等を解体した跡地での建設を計画。県央基幹病院が開院する2023年度に併せた整備を想定している。

 同法人では高度急性期医療を提供する県央基幹病院の受け皿となる回復期機能を担う病院の整備を考えており、21年度ごろにも寄宿舎等の解体に着手し、完了後に跡地で新病院の建設を進めたいとしている。老朽化した既存の燕労災病院は解体する見通し。

 新病院の実現に向け6日には、労災病院と県立吉田病院が立地する燕市の鈴木力市長などが県庁を訪れ、花角英世知事に病床数や敷地返還などについて、弥彦村と連名で要望書を提出した。

 要望書では、新病院と吉田病院を合わせた病床数は現在の吉田病院の病床数199床以上を確保することや、吉田病院の早期改築と特色ある医療の提供、愛広会が計画する病院が開院できるよう燕市が県に貸与している労災病院敷地の段階的な返還が盛り込まれている。

 鈴木市長は「地域住民が安心して医療を受けられる体制整備に重要であり、労災病院跡地に誘致したい」と協力を要請。

 要望を受けた花角英世知事は「詳細はこれから詰める必要があるが、未来志向で燕、弥彦地域の医療が、いま以上に充実したものとなる」と語った。


【写真=花角知事(右)に要望】

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