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新潟県土木部

建設業から新分野への挑戦4社の事業を表彰

2019/02/02 新潟建設新聞

 建設業から新分野に進出し、他の模範となる成果を収めた事業を表彰する新潟県建設業新分野優良事業表彰式が30日に執り行われた。

 本年度は▽五十嵐建設工業=「低コスト建築のノウハウを活かした介護サービス事業」▽皆建=「スナゴケを活用した防草緑化一体化シートの製品化・販売」▽小池組=「空き家管理による、ふるさと見張り番事業」▽山高建設=「重曹ブラストを用いた環境にやさしい洗浄事業」―が選定され、土木部の吉田誠吾副部長より表彰状が授与された。

 新分野進出の苦労や今後の展望について五十嵐建設工業の五十嵐豊代表取締役は「建設業から違う介護サービス事業であり、簡単なものではない」とし、「安くつくるだけではなく、施設のサービス向上を模索し続けている。機会があれば、さらに郷土に貢献したい」と語った。

 皆建の皆川一二代表取締役は「地球温暖化や地元農家支援など地域貢献に開発した」と進出の経緯を語り「表彰をきっかけに県でも活用を広げてほしい」と要望した。

 小池組の小池金一代表取締役は「空き家は環境や防犯の面で危惧さている。まずは事業を知ってもらうこと、業界では高齢化が問題となっているが、高齢でも対応できる事業」と展望を語る。

 山高建設の高野浩代表取締役は「現場の要望から生まれた事業。長岡は消雪パイプの赤サビが当たり前になっているが、長岡がきれいになったと意識を変えたい」としている。

 吉田副部長は「皆さま方には技術を磨いて、地域に還元していただくことを期待する」と述べた。


【写真=吉田副部長(中央)と受賞4社】

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