上越市は19日、新年度の当初予算案を発表した。注目の事業では上越地域医療センター病院の改築に向けた調査や基本設計など検討業務に８１１８万円、火事で焼失した安塚区の雪中貯蔵施設の設計費に９７８万７０００円、本年度から本格着工した黒井藤野新田線の整備費に３億８３７１万８０００円を付けた。

　普通建設事業費は継続事業の上越体操アリーナ整備などにより前年度から４億３０００万円増加し90億９０００万円となった。小中学校のエアコン設置など補正予算を含めた実質的な予算規模は１２２億４０００万円で、前年度対比で約10億円増加している。

　一般会計予算規模は９８２億８２５５万円で、対前年度比17億３９１７万円（１・８％）増。

　主な事業では、ほ場整備面積の増加による遺跡発掘調査に３億６５１３万円、整備を進める上越体操アリーナに16億８２５８万２０００円、増改築工事を進める小林古径美術館に３億６３２９万９０００円を計上した。

　国の補正予算（12月と３月補正）を活用したエアコン設置費として小学校に14億４５９０万円、中学校に５億９２２０万円を盛り込んだ。

　下水道事業特別会計では公共下水道事業雨水整備事業に４億２１１４万４０００円を計上し、上越地区と大潟地区の雨水幹線の整備を進める。