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万代島の将来ビジョン策定

2019/03/29 新潟建設新聞

 新潟県と新潟市は万代島地区将来ビジョンをまとめ公表した。ミズベリングとの連携や渡船の浮き桟橋整備など短期的な取り組みのほか、おおむね30年の長期的な取り組みでは信濃川を横断して、みなとぴあ周辺とをつなぐ橋梁の整備を構想する。

 将来ビジョンは新潟西港・水辺まちづくり協議会や利用者、関係企業などからのにぎわい創出に対する意見やアイデア等を踏まえて、短期(5年)、中期(15年)、長期(30年)の万代島地区が目指すべき姿を表しており、今後、ビジョンを踏まえて行政や民間企業が一体となって万代島地区のにぎわい創出につながる取り組みを推進する。

 短期的な取り組みでは、市民市場(ピアBandai)と朱鷺メッセ・大かまをつなぐ渡船用の浮桟橋、入り江を跨ぐ歩道橋、自転車走行空間の整備を構想し、ミズベリング等と連携した取り組みの充実を図る。

 中期的な取り組みでは港湾計画に基づく中央埠頭の貨物上屋移転を前提として、万代テラスへの道路横断施設の整備、朱鷺メッセ付近駐車場立体化および横断歩道橋整備をはじめ、市民市場の万代島側への移転、小型クルーズ船等の受け入れ環境整備、貨物上屋のリユースなどを想定。

 長期的な取り組みでは、万代島とみなとぴあ周辺を結ぶ橋梁の整備や万代島から中央埠頭につながる道路橋の整備、定時性、輸送力の高い交通システムの導入などを目指す。


【長期的な取り組みイメージ】

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