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県木材協会が通常総会を開催

2019/06/03 埼玉建設新聞

 埼玉県木材協会(坂東正一郎会長)は5月24日、第58回通常総会を埼玉会館で開催した。2018年度事業報告など全6議案を原案通り承認し、役員改選では島﨑政敏氏(行田木材組合長)を新会長に選任。また「平成30年度彩の木いい家コンテスト」などの受賞者らを表彰したほか、盆栽家の山田香織氏(盆栽清香園5代目)を招き、盆栽にまつわる記念講演に耳を傾けた。

 坂東会長はあいさつで、住宅建設の減少や、森林育成と木材需給のバランスが重要な課題であることに触れ、「基本的なことから取り組んでいかないと木材需要の拡大はありません。例えば、木材の吸湿性や熱伝導、肌合い、加工のしやすさなどといったPR活動を推進すること。そうした取り組みが、私どもの将来にとって非常に大切です」と強調。

 また「常に現場の力を培い、木材産業の仕事を通して経済社会の一翼を担うのだという志が、令和という新しい時代に必要なことだと思います。キーワードは未来志向への志です。当協会の今後に思いを馳せてくださることを期待します」と話した。

 来賓には県農林部副部長・野口典孝氏や関東森林管理局埼玉森林管理事務所長・阿久津文彦氏ら14人が訪れ、それぞれ祝辞を述べた。

 また「平成30年度彩の木いい家コンテスト」の受賞者や第58回業界模範優良者らを表彰。賞状と記念品を贈った。

 議事では18年度の事業報告と収支決算の承認、19年度会費賦課金および徴収時期の決定と借入金最高限度額の決定などを全6議案を審議し、全会一致で可決した。

 役員の改選では、坂東会長に代わり島﨑政敏氏が新会長に就任。そのほかの選任については▽顧問(新任)=坂東正一郎氏(㈲丸宝代表取締役会長)▽副会長(留任)=星野洋一郎氏(星野木材㈱代表取締役)▽副会長(留任)=金子真治氏(秩父木材協同組合長)▽副会長(留任)=関根進氏(流通部会部会長)▽副会長(新任)=大河原章吉氏(大河原木材㈱代表取締役)▽副会長(新任)=嶋村繁氏(入間木材業組合長)▽副会長(新任)=木村司氏(木村木材工業㈱代表取締役社長)▽専務理事(留任)=宮島義和氏(木材協会事務局長)――などとなった。


【写真=全6議案を承認した】

全6議案を承認した

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