県は5日、2019年度建設事業関係功労者と優良建設工事表彰受賞者を発表した。功労者は11人。優良工事の知事表彰は40件で45者が受賞。県が発注し、昨年度に完成した工事を特に優秀な成績で施工した者で、請負金額500万円以上の1434件の中から厳選された。新設の知事奨励賞は10者が受賞した。表彰式は30日午前10時半から県公館で開かれる。(2~3面に受賞者)
建設事業関係功労者は、阿久津勉県板金工業組合元副理事長、片嶋常隆県建築士会会計理事、君島広之県建築士事務所協会常務理事、谷黒克守県建設業協会長、野口正樹県造園建設業協会理事。
春山耕二県宅地建物取引業協会理事、半田久男県建築士会理事、星野洋三県設備業協会理事、山田恭平県測量設計業協会相談役、吉成孝夫県電気気工事業工業組合理事長、渡邉武男県建設業協会元監事。
建設業や不動産業、住宅産業などに25年以上継続して従事し、優れた功績によって業界の発展に寄与した。
優良建設工事表彰の審査は各部局(環境森林部、農政部、県土整備部、企業局)から推薦された工事を対象に実施。完成工事検査点数と現地調査評価点数で上位40件を知事表彰候補、その成績に次ぐ60件を所長等表彰候補とし、審査会を経て決定した。
知事表彰の部門別受賞件数は土木部門31件、建築部門3件、農業土木部門3件、林業部門2件、企業部門1件。
受賞工事の施工者は県の2021、22年度入札参加資格審査の技術点に25点(直近3年間の受賞回数×25点、各工種上限50点)が加点されるほか、総合評価落札方式の価格以外の評価点で加点対象になる。また、指名競争入札では優先指名を得られる。
今年度から創設された知事奨励賞は、若手や女性の登用、働き方改革、ICT活用、安全対策、地域貢献などで先進的な取り組みを行った業者を表彰する。所長等表彰の候補の中から10件を上限に選定され、知事表彰と同等の優遇措置が与えられる。
建設事業関係功労者は次の通り。(①会社名・役職名②関係団体・役職名、敬称略)
▽阿久津勉(宇都宮市)=①阿久津板金工業代表取締役②県板金工業組合元副理事長
▽片嶋常隆(宇都宮市)=①片島建設工業代表取締役②県建築士会会計理事
▽君島広之(那須塩原市)=①君島榮七建築設計事務所代表取締役②県建築士事務所協会常務理事
▽谷黒克守(那須塩原市)=①谷黒組代表取締役会長②県建設業協会長
▽野口正樹(鹿沼市)=①野口造園代表取締役②県造園建設業協会理事
▽春山耕二(足利市)=①あおいホーム代表取締役②県宅地建物取引業協会理事
▽半田久男(那須塩原市)=①半田設計事務所代表取締役②県建築士会理事
▽星野洋三(宇都宮市)=①興明電気代表取締役②県設備業協会理事
▽山田恭平(日光市)=①ニッコー代表取締役②県測量設計業協会相談役
▽吉成孝夫(那須塩原市)①大成電設代表取締役県電気工事業工業組合理事長
▽渡邉武男(矢板市)=①渡辺工務店取締役会長②県建設業協会元監事