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栃木県益子町

益子町 図書館基本構想検討委、建設候補地に複数案

2019/07/23 日本工業経済新聞(栃木版)

 益子町は17日、役場大会議室で第4回図書館基本構想検討委員会(加藤義勝委員長)を開催した。建設候補地には役場周辺区画整理地内や中央公民館第2駐車場、益子駅西側、七井駅西側などの案が提示された。

 委員の直井睦町議会議員は「個人的には、益子駅近くの福祉センターの活用を考えている。一度建ててしまうとランニングコストもかかる。色々な考え方を持って慎重に選びたい」と意見を述べた。

 基本理念では「人と人をつなげる心の交流」「人が集い育ち育てる」「知る結ぶ伝える」などの案が挙げられた。

 会議ではこのほか、基本方針①交流(コミュニティ)②育てる(学校・教育)③魅力を伝える(歴史・文化)④運営⑤課題-のうち前回検討した①~③の内容を確認し、④⑤はソフト、ハード両面と主な取り組みについてグループワークを実施。

 次回検討委員会では基本方針①~③が決定。④⑤と施設計画、管理運営、建設地についての内容を確認する。11月開催予定の検討委で構想内容を固める。

 基本構想は2020年1月にすべてとりまとめた報告書を委員、町長らが確認。20年3月にも策定する。20年4月以降から基本計画策定に向けた準備を進める。

 町図書室は中央公民館新設に伴い総面積194・5平方m、閲覧スペース40席分を1階に開設。蔵書数は3万4288冊で、県内市町で唯一図書館が設置されていないことから少ない状況。

 新図書館では資料・情報の収集と提供で幅広い世代に学びの場を提供する。カフェコーナーやラウンジ・交流スペースを設置しゆったりとしたくつろぎを味わえる空間づくりを目指す。

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