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積水ハウス、日光のロードサイド型ホテル、道の駅以外に建設へ

2019/07/24 日本工業経済新聞(栃木版)

 積水ハウス(大阪市、仲居嘉浩社長)は、日光市のロードサイド型ホテル建設地に道の駅以外の用地を選定した。秋頃に着工を予定し、20年秋以降の完成を目指す。総工費は約18億2000万円を試算している。

 建設地は道の駅「湯西川」(日光市西川478-1)と「日光」(今市719-1)の両道の駅近接地で検討していたが、周辺での用地確保が難しいことや建設地からの周遊も充分可能なことなどから決定した。

 建設するホテルは重量S造3階建て、延べ床面積は約3400平方m。客室は91室。1室当たりの平均面積は25平方m程度を想定。設計・施工は積水ハウスが担当。工業化住宅が持つ高品質・短工期の特徴を発揮する。

 建物は、積水ハウスオリジナルのβシステム構法で各階に強固な梁を通し、その上に柱を配置することで高強度のラーメン構造を実現。

 運営はホテル業界最大手のマリオット・インターナショナルグループが担う。積水ハウスは6月17日に地方創生事業「TripBase道の駅プロジェクト」が6府県15施設のホテルを開発する特別目的会社(SPC)「合同ニューツーリズム・トリップベース1号」と匿名組合契約を締結。19日に出資を実施した。

 県内ではこのほか、茂木町の道の駅「もてぎ」(茂木1090-1)と宇都宮市の道の駅「ろまんちっく村」(新里町丙254)にもロードサイド型ホテルを建設する。

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