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塩尻市建設業協会

塩尻市建設業協会が親子現場見学会

2019/08/21 長野建設新聞

塩尻市建設業協会(野沢秀喜会長)は、市内小学校6年生の親子を対象とした「親子で建設現場見学会」を9日に実施した。今年で3回目となった今回は、これまでで最も多い児童16人、保護者14人の計30人が参加した。当日は建設現場で仕事をする人から話を聞いたり、普段入ることのできない工事現場内に入るなど、建設業を身近に感じながら親子で建設業に対する理解を深めた。

参加者を前に野沢会長は「私たちは塩尻市で建設業をしている28社でつくられている協会です。塩尻市から仕事をいただく中で市民の皆様に少しでも役に立てたらと、冬に大雪が降れば除雪をしたり、凍った道路があれば塩カルをまきます。また災害が起こった時はいち早く現場にかけつけて、市民の皆さまの安心・安全のまちづくりに使命感を持ってがんばっています」と協会の仕事をわかりやすく説明。続けて「私が思うに建設業の魅力は、工事が無事完成した時は本当にうれしく思うし、それが20年、30年と一生形として残り、皆様に愛され利用されるものづくりに貢献できることがこの仕事のやりがいだとを感じます。きょうは、広丘の駅西に今年7月にオープンした『えんてらす』(北部交流センター)で直接工事に携わった人に話をしてもらったり、実際に現場を見て建設業に少しでも興味や魅力を感じとってほしい。きょうは一日楽しんでください」と呼びかけた。

午前中は長野県建設業協会が制作したDVD「暮らしをささえる人たち」の鑑賞や、実際に現場で働いている人からの話を聞き、午後は塩尻市贄川から宗賀の国道19号桜沢トンネルで、受注者の西松建設の担当者がトンネル内を案内した。

この事業は、次世代を担う子供たちに、土木の役割や実際の仕事の内容を理解してもらうため、市内の小学6年生とその保護者を対象にした建設現場見学会を開催したもの。見学会は国土交通省飯田国道事務所、塩尻市、塩尻市教育委員会の後援を得て実施した。

DVDを見る参加者

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