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山梨県中央市

中央市の都市公園整備で9月にも工事発注

2019/08/29 山梨建設新聞

 本年度から2カ年で整備する都市公園について中央市は早ければ9月に関連工事を発注する。公園周辺の道路改良から始める見込み。公園本体については各工事の内容、ロットなどが決まっておらず10月以降の発注を見込む。来年度には公園の一角に整備する市民体育館も着工する予定だ。

 本年度は造成や埋設管の敷設、既存管の移設、公園沿いに走る市道4098号線の拡幅などを行う。工事費などとして当初予算に約8億5000万円を計上した。

 市都市計画課によると、工事は複数の工区に分けて発注する。市が公表した工事発注計画では公園本体は二つ、周辺の道路改良は附帯工事と合わせて三つに分けて発注するとしているが「今まさにそれを検討しているところ。現時点では確定していない」(同課)ため、変わる可能性もある。

 工区分けが決まった後、積算、入札へと進むため、公園本体についてはまだ発注までに時間が掛かる見込み。このため「道路改良が先になるだろう。9月に入札ができればと考えている」(同課)。公園は10月以降の入札になるもようだ。

 建設地は市役所田富本庁舎北側の農地5・1h。園内にはフットサルコートやサッカー場、広場などを整備する。敷地の半分以上に天然芝を張る。フットサルコートはハード系の舗装やゴムチップ、サッカー場は土にする。災害時に備えテントとしても使えるあずまや、非常用コンセント付きの照明などを設置。駐車場は3カ所計200台程度整備する。

 公園の一角には市民体育館を建設する。床面積1700㎡程度を想定し山形一級建築士事務所(甲府市)が設計中。来年度の着工、完成を目指す。

 園内にはリニア新幹線の高架橋が通る予定。公園の施工時期と一部重なる可能性があるため、市はJRと施工手順や安全対策について確認している。


【写真=畑が広がる建設地周辺】

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