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栃木県真岡土木事務所

真岡土木、一般県道益子公園線益子工区、ボックス設計を近く指名

2019/09/07 日本工業経済新聞(栃木版)

 県真岡土木事務所は、一般県道益子公園線益子工区(益子)の道路改良事業に着手する。計画区間は一般県道下大羽益子線との交差点付近から南側の1級河川百目鬼川を跨ぐ黒石橋までの延長1140m。全体事業費は約5億円が投じられる。今年度事業費には3000万円を配分し、ボックスカルバートの橋梁詳細設計を発注するほか用地買収、物件補償を推進する。

 計画幅員は10・5m(車道3m×2、路肩1m×2、片側歩道2・5m)。道路東側の百目鬼川との間に転落防止柵を設け、西側には積みブロックやガードレールを設置。両側には側溝を整備する。工区南側の約400m区間は2001年~04年の西明寺工区整備事業で用地取得済みとなっている。

 ボックスカルバートは工区北側の百目鬼川に架かる拡幅部に整備。延長10mで内径は幅4m、高さ3mを想定している。詳細設計は近く発注予定で年度内の完了を見込む。

 来年度は、北側の用地取得予定区間約120mで道路改良工事を予定しているほかボックス整備個所の用地補償を実施する。

 益子公園線は、益子市街地と大羽地区を結ぶ地域住民のライフラインとなる重要な路線。益子小学校の通学路ながら益子工区は現道幅員が4・5mと狭小で通学時に危険な状況。

 緊急合同点検では要対策個所にも位置付けられている。道路拡幅と歩道整備を実施し、児童や生徒など歩行者の安全確保を図る。

 益子工区は関連事業の百目鬼川が総合流域防災事業に採択されたことを受けて始動。豪雨時に百目鬼川の氾濫で通行止めになるなどの被害が発生しているため事業と並行し、西側の普通河川根古川を放水路に改修する。

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