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群馬県藤岡市

藤岡市が3か年実施計画まとめる

2019/10/08 群馬建設新聞

藤岡市は2020~22年度の3カ年実施計画をまとめた。主な事業として9億円を投じる南山配水池更新事業、21年度から4カ年で実施する上の山浄水場更新事業、防災公園整備事業には5億円を超える事業費を設定。また、小・中学校体育館改修事業、公民館耐震補強・改修事業、20年度の新規スタートとなる桜山公園整備事業などを推進する。投資的事業の3カ年合計事業費は、147億1533万円と算定している。

南山配水池更新事業は1958年に築造され、土で覆われたRC造の配水池が対象。更新に当たっては、緊急遮断弁や計装用機器を備えた施設とする考え。既存施設が立地している敷地内に築造する。構造はRC造(ステンレス内張工法)、有効容量は2300立法m。

2020年度に既設配水管の切り廻しや仮設制御盤の設置工事などを実施。事業費に4200万円を位置付けた。21年度は8億9130万円で配水池新設工事などを進める。

上の山浄水場更新事業は21~24年度の4年間を充てる計画。同浄水場は浄法寺系配水池、三波川系配水池、鬼石・浄法寺系配水池の3池で構成されている。鬼石地区中心部に給水する重要施設の位置付けで、二次災害も懸念されていることから更新する。

構造はいずれもRC造で浄法寺系配水池が容量253・8立方m、三波川系配水池は容量173・8立方m、鬼石・浄法寺系配水池は容量1010立方mの規模となっている。

21年度に2000万円で実施設計、地質調査、現地測量を行い、22年度は詳細設計に取り掛かる。事業費として3000万円を位置付けた。

防災公園整備事業は学校給食センター(神田1552)の東側に広がる約4haで実施。計画しているのは備蓄倉庫や屋外トイレ、駐車場、ヘリポート、芝生広場、園路、遊び広場など。

20年度は5億8580万1000円で備蓄倉庫や屋外トイレの建設工事、公園整備工事などを行い、21年度の供用開始を目指す。

小・中学校体育館改修事業は19~26年度の8カ年で小中学校12校の体育館を対象に行う。

19年度は美土里小と鬼石中の設計を委託。20年度に美土里小、鬼石中で工事、神流小と小野中の設計を実施する。21年度には神流小、小野中で工事、藤岡第一小と鬼石北小で設計を行う。22年度については藤岡第一小、鬼石北小で工事を実施し、美九里東小と美九里西小は設計を行う。20~22年度の事業費内訳は◇20年度=1億7370万8000円◇21年度=1億8035万4000円◇22年度=1億7758万8000円-。

公民館耐震補強・改修事業は19~22年度の4カ年で6地区の公民館を対象に事業を進める。耐震補強工事の対象施設は平井と小野の2カ所。

19年度は平井と小野で耐震補強および改修実施設計に着手。20年度は平井と小野の工事、美土里、神流で設計を行う。事業費として1億7526万4000円を位置付けた。21年度には1億6345万8000円で美土里と神流を対象に工事、美九里と日野は設計を実施する。22年度は美九里と日野で工事を行う。事業費に1億3777万7000円を位置付けた。22年度の事業完了を目指す。

20年度の新規事業となる桜山公園整備事業では、冬桜の植樹エリアの拡大とだれもが利用できる散策道路や休憩所、駐車場などを整備する。20~25年度の6カ年で事業を進める。

20年度に3000万円で実施設計、21年度は園内道路の整備を5000万円で行う。22年度については4500万円で園内道路整備や既設階段の改修ほか、冬桜などの植樹を実施する。

このほかの主な事業は次のとおり。

※【事業名】◇実施内容など=①実施年度②事業費

【栗須の郷大規模改修事業】

◇実施設計=①20年度②778万2000円

◇大規模改修工事(ボイラー、空調、屋上防水、外壁塗装など)=①21年度②2億4967万7000円

【みかぼみらい館長期保全事業】

◇外壁改修工事(大小ホール、ギャラリー)=①20年度②8826万1000円

◇舞台照明設備改修工事(大小ホール)=①21年度②4444万円

◇舞台装置制御部更新工事(大ホール)=①22年度②5467万円

【庚申山総合公園テニスコート整備事業】

◇夜間照明設置、防音壁設置=①20年度②5500万円

◇人工芝張り替え=①21年度②4000万円

◇人工芝張り替え=①22年度②4000万円

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