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台風19号被害、県内企業が緊急出動

2019/10/16 埼玉建設新聞

 台風19号による堤防決壊などに小川工業、伊田テクノス、初雁興業といった県内建設会社が緊急対応に当たっている。国管理河川の荒川水系の越辺川(川越市平塚新田、東松山市正代地先)と都幾川(東松山市早俣地先)で堤防が決壊。また県管理河川も荒川水系の都幾川(東松山市神戸地先)、新江川(同市古凍地先)も決壊し、地域建設業が駆け付けている。

 小川工業は荒川上流河川事務所関係で九十九川決壊箇所(越辺川と合流する水門付近)の緊急災害復旧工事に13日から24時間体制で応対。また利根川上流河川事務所関連の川俣右岸河川維持工事と大利根右岸河川維持工事で12日から利根川の状況把握を行った。さらに行田県土整備事務所と連携し12日より行田市内の河川パトロールを行っている。

 伊田テクノスも東松山市内で災害対応に入っている。また荒木建設工業も緊急復旧に入る予定。

 このほか初雁興業も堤防維持管理の一環で部分的な補修を進めているほか、越辺川の決壊箇所の復旧についても、地元企業として協力体制を整えている。

 県危機管理防災部のまとめ(第9報、15日8時現在)によると床上浸水は769棟(東松山市245棟、川越市234棟、坂戸市113棟)、床下浸水722棟(川越市316棟、越谷市100棟)で発生した。

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