記事

事業者
新潟県新潟市

坂井輪雨水BP管見学会で希望者殺到

2019/10/25 新潟建設新聞

 新潟市下水道部は20日、西区で整備を進めている坂井輪排水区雨水バイパス管の見学会を開いた。全国各地で台風19号による浸水被害の発生を受けたことによる防災意識の高まりで開始当初から見学希望者が殺到し、立坑前に列を作った。

 見学会は、西区の地域住民を対象にインフラ整備への理解を深めてもらい、下水道事業への感心を持ってもらうため開催。見学者らは今しか見ることができない地下13m貯留管の中や中央制御室などを見学した。

 浸水対策として、1時間当たり50㎜の降雨量に対応するため西区坂井外地内でシールド工法により、φ2600㎜、延長2036mの雨水管を整備。昨年10月からシールドマシンによる掘削に着手し、見学会前日の19日に掘進が完了、坂井輪雨水1号幹線の人孔に到達した。工事全体の完了は現在のところ2020年3月末ごろを目標に進められている。

 施工は西松建設・植木組・池井組・田村建設JV、設計はエースが担当した。同バイパス管の完成後、来年度以降には、推進工法で発信立坑側から坂井輪幹線につながるφ2000㎜、延長200m程度の次期工事を進める計画だ。


【写真=行列ができる立坑作業所、今しか見られない坑内】

記事資料 記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら