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栃木県教育委員会

県教委、栃工実習棟嵩上げ整備、来年度着工、受変電設備も

2019/12/14 日本工業経済新聞(栃木版)

 県教育委員会は、栃木工業高校新実習棟等整備事業に着手する。新実習棟と受変電設備を整備する。新築する新実習棟はS造平屋建て。完成後の来年11月頃に、11月補正で更新した機械を実習棟から移設する。台風19号での1・5~1・9mに及ぶ床上浸水を踏まえ、基礎を2m嵩上げする。今年度中に設計を済ませ、来年度に着工。来年12月からの供用開始を予定している。

 新実習棟の建設予定地は敷地内東側に位置するグラウンドを除く校舎の建つ西側。既存の建物の取り壊しは行わず、空いたスペースでの新設を検討している。受変電設備は実習棟脇に設置。新実習棟同様に基礎を2m嵩上げする。12月補正予算で設計に1242万6000円を計上。総事業費は約2・6億円としている。

 栃木工業高校は台風19号により、管理棟と教室棟の1階や受変電設備が浸水。被害額は11億2800万円。11月補正では、浸水した床・壁の改修や実習機械の更新などの予算を配分した。

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