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農林水産省北陸農政局

信濃川左岸1号トンネル建設は53億で熊谷組

2019/12/18 新潟建設新聞

 北陸農政局が2日に執行した信濃川左岸流域農業水利事業1号幹線用水路1号トンネル建設工事は、熊谷組北陸支店が53億1000万円で落札した。参加16者のうち、入札額は6番目だったものの、技術提案評価で1位となり、逆転した。予定価格に57億7063万円、調査基準価格に53億897万9000円を設定していた。

 工事概要はシールド工法による水路トンネル(φ3500mm)L2・6km。主な建設資材にコンクリートセグメント2300リングを見込んでいる。工期は2023年11月30日まで。

 同事業は全体事業費200億円。事業工期は17年度から25年度を予定。小千谷頭首工をはじめ、三島揚水機場、幹線用水路、水管理施設の全面改修を行う。場所は長岡市、小千谷市。

 1号幹線用水路の全面改修では、一部区間を兼用している茶郷川を分離し、送水管理の適正化を図る。

 設計はサンスイコンサルタントが担当した。

 また新川流域二期農業水利事業新川河口自然排水樋門建設工事は、技術協力・施工タイプによる契約方式により、優先交渉権者に決まっていた鹿島建設と21億5400万円で契約した。契約日は12月12日。

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