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栃木県那須町

那須町、PFIの黒田原定住促進住宅、応募表明2月19~26日

2019/12/21 日本工業経済新聞(栃木版)

 那須町は20日、PFIの黒田原地区定住促進住宅整備事業(寺子乙3938-40ほか)の公募型プロポーザルを公告した。応募表明書・資格審査申請書を来年2月19日から26日まで、ふるさと定住課で持参に限り受け付ける。提案書は4月20日から24日に提出。5月に審査委員会を開催し、6月に優先交渉権者を決定する。住宅棟はRC造3階建て21戸程度。業務範囲は施設の整備、維持管理。事業手法はBTO方式。事業契約期間は2051年11月30日まで。

 参加要件は設計、工事監理、建設、維持管理、運営の各企業などで構成されるグループ。設計企業、建設企業はそれぞれ1者以上が延べ床500平方m以上、RC造2階建て以上の共同住宅の設計、建設実績など。設計企業と建設企業が同一の場合は工事監理企業をグループに含める。

 審査は副町長、関係課長で構成する委員会が実施。提案内容の評価点(75点満点)と価格点(25点満点)の合計が最も高い者を優先交渉権者に選定する。

 提案内容は①事業計画(資金調達や収支の妥当性、実施体制等)②施設計画(間取りや使いやすさ等)③維持管理・運営(大規模修繕計画等)④その他(ライフサイクルコスト等)-で評価。町に本社や主要営業所がある者が構成企業、協力企業として参加している場合、参加数に応じて加点する。

 事業計画地は町役場から南へ約800mに位置する上の原第1団地跡地。敷地面積は2771・33平方m。間取りは原則3LDK(住戸専用面積70平方m程度)。エレベーターを設置し、駐車場と駐輪場は各戸2台以上を確保する。

 施設の設計、建設、入居者募集期間は来年9月から2021年11月。入居開始は22年1月を予定。家賃は概ね5万7000円(別途駐車場2000円、共益費3000円)を想定している。

 事業は民間ノウハウを活用した質の高いサービスの提供や町財政支出の平準化を図りながら新婚、子育て世帯を主な対象とした定住促進住宅を整備。周辺環境との調和や地域経済の活性化、子育て支援などに配慮して事業を実施する。

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