県土整備部は国道140号大滝トンネルの整備で早期の本体工事着工に向けて、2020年度から用地買収を本格化する21日には大滝振興会館と荒川公民館で地権者らを対象に事業説明会を開催した。本体工事はNATM工法により秩父市街地側から片押しで進める方向で検討している。
本体工に先立ち、19年度内にトンネル入口付近(秩父市街地側)で施工ヤードの整備工事に入る。さらに年度末から20年度にかけて、現道の南側に仮設道路を新設した上で、法面対策工事を行う。
本体工事の着工時期は用地の取得状況次第となるが、最短でも21年度になるとみられる。
事業区間は秩父市荒川白久~同市大滝の延長約2522m。このうちトンネル区間は約2053mとなる。幅員は10m(車道2車線7・5m+歩道2・5m)で計画している。