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大野県知事が仕事始めの式で『ワンチーム埼玉』を示す

2020/01/07 埼玉建設新聞

 2020年の仕事始めに当たって県は6日、埼玉会館大ホールで仕事始めの式を開催した。大野元裕知事をはじめ、副知事、公営企業管理者、病院事業管理者、下水道事業管理者、教育長、各部局長など約1000人が出席した。年頭のあいさつに立った大野知事は『ワンチーム埼玉』で取り組む決意を示した。

 大野知事は就任から約4カ経過し「月県民や現場の生の声を聞き、それぞれの部局に伝え検討しているところ」とした。また「施策の遂行に際しては成果にこだわり、県民目線で実施する、経営感覚をベースにした実行、縦割り行政からの脱出をお願いしたい」と話した。また「昨年秋の台風19号では、堤防の決壊による浸水被害など甚大な被害が発生した。今も復旧・復興が行われているが道半ば。県の対応は県民の生命と財産を左右するだけに、体制から見直し、危機管理のための準備を進めなければならない」と話した。さらに「昨年は県内でもラグビーワールドカップが開催され、大いに盛り上がった。県庁を取り巻く環境は極めて厳しいが『ワンチーム埼玉』として困難な課題を突破し『日本一暮らしやすい埼玉』を実現するため、真正面を向いて取り組んでいくことが重要」と述べた。

 そのほか「今年は東京2020オリンピック・パラリンピックも開催され、県内でもバスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃、パラリンピックの射撃が行われる。国内外から100万人を超える観客の来県が見込まれ、地域活性化の絶好のチャンス。技術革新、グローバル化、シニア・女性の活躍がカギとなる。変化が求められており、最初の一歩を踏み出さなければ何も変わらない」とあいさつした。

 また、仕事始めの式の前には東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けたイベントも行われた。聖火ランナーや都市ボランティアなど県の取り組みに関わる人の意気込み・宣言をはじめ、SAITAMA PRIDE スペシャルPRサポーターの猪狩(いがり)ともかさん(仮面女子)に対して、委嘱状が手渡された。


写真=約1000人が出席した仕事始めの式、大野知事

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