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さいたま市、東武鉄道が4月以降、七里駅舎改修工を発注

2020/01/08 埼玉建設新聞

 さいたま市と東武鉄道は、東武野田線・七里駅の駅舎橋上化と自由通路新設を計画している。施行協定締結後の4月以降に工事発注する。9月1日に着工し、2024年3月31日の竣工を予定。工事費として上限額27億9145万4000円の債務負担行為を19年12月議会で設定した。同協定は東武鉄道と3月に結ぶ予定で、発注者などの詳細を固める。合わせて同月に、都市計画変更(新規追加)を公告する。

 対象事業区域は見沼区風渡野594-2ほか。敷地面積は2908・04㎡。用途地域は第1種住居地域となっている。橋上化する駅舎規模はS造2階建て、建築面積1738・02㎡、延べ床面積1032・47㎡、高さ12・151m。南北自由通路は延長100m、幅員6m(通路部)、同4・6m(階段部)で計画している。

 基本・実施設計は東日本総合計画さいたま支店(さいたま市、048-612-7863)が手掛けた。

 同駅は改札口が南口のみとなっている。北側から利用するには駅の250mほど東西両側に位置する踏切を渡る必要があるため、線路の南北で市街地が分断されているという課題を抱える。駅舎の橋上化と自由通路の整備を行うことで、南北の一体化・活性化や交通結節点としての機能強化を目指している。

 また、改札口南側では駅前広場整備の都市計画決定が行われている。事業化にはしばらく期間を要するが、同計画がを考慮しながら、駅舎橋上化・自由通路新設を進めていきたい考え。

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