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埼玉県大宮公園事務所

県大宮公園が公園内体育館跡地活用の検討始める

2020/01/22 埼玉建設新聞

 県大宮公園事務所は大宮公園内にある体育館用地の利活用検討を開始した。29日開札の実施設計で内容を精査し、3月31日までに固める。工期は未定で、同施設の解体が始まる2020年度以降となる見通し。現段階で用地1haに駐車場整備や芝生養生などの案が挙がっている。解体に伴う設計は牛島建築設計事務所(さいたま市、048-663-4750)が3月27日納期で進めている。

 跡地の利活用は公園の再整備方針となる大宮公園グランドデザインを踏まえながら検討する。跡地は同デザインで『文化の森ゾーン』に位置付ける。主に博物館を生かした景観やボート遊び、舟遊池の活用を進める。加えて、明治・大正期の風流や趣を感じられる飲食や宿泊などのサービスを提供する施設整備も検討している。

 体育館はRC造一部S造で、収容人員は500人。アリーナの規模は1230㎡。このほか会議室なども設置。1971年の建設で、老朽化が進んでいる。

 大宮公園は開園130年を超える埼玉を代表する公園。しかし、樹木の衰弱や施設の老朽化により、再整備の必要性が指摘されている。再整備プログラム策定は緑景北関東事務所(さいたま市、048-729-5083)が3月13日納期で担当。10年程度の期間で実施すべき整備内容、手順を取りまとめる。

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