杉戸町で２０１９年10月に供用を開始した町役場屋外喫煙所について、設計を担当した日本工業大学の学生らが11日、同大学講堂で建築成果をまとめた発表会を行った。学生らはパワーポイントを使って、設計から施工、竣工に至るまでの１年間の流れを説明。プロジェクトを通して「コスト・防火・構造への配慮」「建築家・大工さんから教わる実践的な知識」などさまざまな学びが得られたと報告した。

　また、発表会場の入り口ホールでは、設計過程で作成した喫煙所のデザイン案や、担当教官が撮影したタイムラプス動画の放映も実施。充実した発表内容となった。

　屋外喫煙所は木造平屋で、床面積８㎡。県産材のスギとヒノキを活用した。防火対策として木の特性を生かしつつ、内装を石膏ボードとケイカル板で覆い、外壁はサイディングボードを使用している。

【写真＝設計デザイン案や動画を紹介】