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栃木県那須町

那須町、災害復旧87件を発注、道路河川、農地、林道も

2020/01/29 日本工業経済新聞(栃木版)

 那須町は28日、1月期の建設工事発注見通しをまとめた。件数は88件。87件が台風19号に伴う災害復旧。道路や河川、農地・農業用施設、林道の復旧工事を指名競争で第4四半期に入札する。(2面に発注予定)

 担当課ごとの件数は建設課が32件、農林振興課が56件。工種は土木が87件、舗装が1件。変更は1件で建設課の役場幸町2線道路改良工事(相生町)の入札時期が第4四半期に見直された。

 建設課所管の復旧工事のうち道路は6件。板屋蓑沢線(板屋)で路肩修復工事、舗装修復工事をそれぞれ入札するほか、上川漆塚線(漆塚)、木戸線(木戸)、成沢県境線(成沢)で路肩修復工事、守子那須高原線(守子)で排水施設整備工事を発注。

 河川は25件。新川(豆沢)、黒田川(西田)、八景堀川(柏沼)、沢口川(三ケ村)、入山川(高瀬)、不沢川(下川)、三蔵川(追分)などの護岸を復旧する。

 農地・農業用施設は50件で畦畔や水路の復旧が中心。水路や農地の土砂排除も実施し、矢の目地区ではブロック積みを復旧。堰は中原や東岩崎地区など10カ所を復旧する。

 林道は6件。芦野蓑沢線(新町)、沢口豆沢線(三ケ村ほか)、八溝縦貫線(大和須)、小枝沢線(豆沢)で路肩や法面補修を実施する。

 町は12月補正予算に町管理河川の工事費2億8600万円、町道の工事費9252万円、農地の工事費2億850万円、農業用施設の工事費1億4450万円、林道の工事費1480万円を計上した。

 通常の町の3000万円以上の工事は条件付き一般競争入札。災害復旧工事は金額にかかわらず指名競争入札で発注する予定。また、現場代理人など技術者の配置要件を県に準じた内容で緩和する。

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