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栃木県さくら市

さくら市、6月から氏家公民館改修、トイレ給排水、電気設備中心

2020/01/31 日本工業経済新聞(栃木版)

 さくら市は新年度、氏家公民館(櫻野1322-8)の大規模改修工事を実施する。トイレ整備と給排水管、電気などの設備工事が中心で内装も改修する。工期は約5カ月。6月に着工し10月に完了する予定。工事費は約1億4500万円を見込んでいる。

 氏家公民館は1979年に完成。RC造2階建て延べ床面積3015平方m。照明が暗く、トイレから悪臭が発生するなど老朽化が進んでいる。

 改修ではトイレを給排水管設備とともに再整備し、出入り口の段差を解消するなどバリアフリーにする予定。照明設備は現在の蛍光灯をLEDに変更し、器具一式を交換。LED化はホールの舞台照明を除き客席部分を含め全館で実施。改修に併せて床や天井など内装も改修し、消防設備も改修する。

 主な工事費はトイレ改修に約3400万円、配管改修に約2400万円、LED化と配線改修に約3700万円、内装改修に約1600万円、消防設備改修に約1300万円を試算。実施設計はマガミ企画設計(栃木市)が担当した。

 氏家公民館は吹き抜けホールや複数の研修室、給湯室、調理実習室、和室、視聴覚室などを備え、年間約6万5000人が利用。成人式など大きなイベントが開催され、災害時の避難所に指定されている。

 これまでに耐震補強や外壁、ホールの改修などを実施。新年度の工事は国の公共施設等適正管理推進事業債の活用を想定。安全性や快適性の向上、管理費用の低減、施設の長寿命化を図り、今後40年維持できる施設に再生する。工事期間中の7月から9月は休館を予定している。

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