小型ボックス活用へ
大宮国道事務所は電線共同溝の整備における低コスト化を目指して、小型ボックス活用埋設方式などを活用した工事を試行する。場所は深谷市原郷地先の国道17号。一般競争入札で28日に開札予定。関東整備局管内では初めてとなる。
同方式は管路の代わりに小型ボックスを活用し、同一のボックス内に低圧電力線と通信線を同時収容することで、電線共同溝本体の構造をコンパクト化するもの。直接工事費の削減率は20%程度が期待できる。
さらに路面に露出して整備するため、掘削土量が削減されるほか、整備後はふたを取り外すことによりケーブルの敷設や保全が可能となる。
施工延長は約480mで、このうち小型ボックスは約180m。既設の側溝活用が約40m。工期末は2021年3月31日まで。