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千葉県県土整備部

金ケ作2期は実施設計/県土整備部住宅課/県営住宅3団地を整備/佐津間第1期に着工

2020/04/13 日刊建設タイムズ

 県県土整備部都市局住宅課は本年度、事業費26億7756万3000円(ほかに債務負担行為7300万円)を投入し、国府台県営住宅(第1期)、佐津間県営住宅(第1期)、金ケ作県営住宅(第2期)の3団地の整備と、住戸の改善等事業を推進する。佐津間県営住宅は第1期建設工事に着工、金ケ作県営住宅は第2期の実施設計に着手、国府台県営住宅は第1期外構工事の残工事を実施する。また住戸の改善等事業では、既存住宅のバリアフリー化など高齢者等に配慮した住宅の整備・改修を進める。

 事業費は補助事業として▽国府台県営住宅第1期1億5550万円▽佐津間県営住宅第1期9億886万円▽金ケ作県営住宅第2期6510万円▽改善等事業11億9409万円――を県の当初予算に計上。単独事業としてほかに2億6941万3000円を見込む。

 実施設計に着手する金ケ作県営住宅は、第2期として54戸を整備する。建物規模はRC造5階建て延べ約3800㎡で、ほかにRC造平屋建ての集会所を整備。昨年度に実施した基本設計は竹江設計事務所(鎌ケ谷市西佐津間1―18―1)が担当した。

 同住宅の建設場所は、松戸市金ケ作字小作台222―1地先の一部。敷地面積は5990・82㎡。用途地域は市街化調整区域。

 同住宅は1期と2期を合わせて約190戸を整備する計画で、1期136戸を2009~10年度の2か年で整備した。1期の建物規模はRC造5階建て2棟延べ約8152㎡。1号棟が79戸で延べ4649㎡、2号棟が57戸で延べ3503㎡。

 実施設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。建築は鎌形・鵜沢JV、電気設備はE&Eシステム、衛生設備は早見設備が施工した。

 また佐津間県営住宅は、第1期として29戸を整備する。建物規模はRC造3階建て延べ約1873㎡。実施設計は千葉土屋建築研究所(千葉市美浜区中瀬1―6)が担当。建築工事は昨年12月5日の入札で畔蒜工務店が4億4800万円(予定価格4億8400万円)で落札。機械設備は本年3月18日の入札で早見設備が8300万円(同8390万円)、電気設備はアヅサ電気工業が5490万円(同5942万円)でそれぞれ落札した。

 一方、国府台県営住宅は、18~19年度の2か年で第1期としてA工区78戸(RC造4階建て延べ1418・86㎡)を整備。昨年度は外構工事その1を発注し、上條建設が4250万円(予定価格4259万円)で落札。本年度は外構の残工事を実施する。

 A工区は、実施設計を千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)が担当。建築工事は大城・上條JV、電気設備工事はアヅサ電気工業、衛生設備工事は早見設備が施工した。

 第1期事業後に第2期事業としてB工区64戸を整備する計画。

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