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市議会にICT技術 9月市議会での試行目指す

2020/04/16 山梨建設新聞

 山梨市は市議会のICT化に取り組んでいる。Wi-Fi環境を整備しタブレット端末を活用することで、事務作業の効率化や速やかな情報伝達、ペーパーレス化を図る。市議会事務局によると、他の自治体では災害時の情報伝達に効果を上げた事例もあるため、同市でも試行する中で活用の幅を広げていきたいという。

 本年度9月市議会での試行開始を目指す。議会事務局と議員に計20台のタブレット端末を支給。まずは常任委員会など少人数の会議に導入する。市担当者は「(すでにタブレットを使っている)県議会でも1年半程度は試行したと聞いている。山梨市も当面は紙と併用し、段階的に電子媒体に移行したい」と話す。

 本年度当初予算にはWi-Fi環境の整備や初期設定などの経費172万円、通信費など191万円を計上。新型コロナウイルスの状況にもよるが、早ければ来月から通信環境の整備を始める意向だ。

 同市議会のICT化については、全議員を委員とする議会改革特別委で検討を重ねた。先行する富士川町に出向き、町職員だけでなく町議から機器などの説明を受け、知識を深めた。

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