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千葉県海匝土木事務所

中央コンで笹曽根橋詳細設計/山武東総道路2期/事業費18億円で事業推進/笹曽根跨道橋は下部工

2020/05/13 日刊建設タイムズ

 県海匝土木事務所は、銚子連絡道路を構成する国道126号山武東総道路2期について本年度、事業費18億1000万円を投入し事業を推進する。時曽根工区で(仮称)時曽根橋の下部工を実施。笹曽根工区では(仮称)笹曽根橋の詳細設計や(仮称)笹曽根跨道橋の下部工を予定している。このうち笹曽根橋の詳細設計は2月14日の入札で中央コンサルタンツ(千葉市中央区本町2―1―16)に5810万円(消費税抜き)で委託した。予定価格は7293万円(同)だった。委託工期は150日間。

 笹曽根橋は、道路が集落を通過するため、地元住民の要望を受けて高架橋を設置するもの。橋梁の規模は橋長229・4m、全幅8・5m(車道3・5m×2、路肩0・75m×2)。上部工はPC8径間連続中空床版桁橋、下部工は橋台が逆T式、橋脚が張り出し式。

 笹曽根跨道橋は、匝瑳市高野地先で主要地方道八日市場栄線を跨ぐ橋梁。詳細設計を開発虎ノ門コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区弁天1―21―3)が担当。本年度は下部工(橋台)に着手する予定。工期は6か月を見込み、第2四半期の発注を予定している。

 一方、時曽根工区は、時曽根橋の下部工(P3~P5橋脚)を第1四半期に発注し、事業の進捗に応じて上部工の発注も検討する。下部工は2018年度にその1とその2を発注。その1を畔蒜工務店が9550万円、その2を小原建設が1億1950万円で落札した。

 同橋梁は匝瑳市時曽根地先で谷津田を横断。規模は橋長221・6mで、幅員が全幅8・5m(車道3・5m×2、路肩0・75m×2)。形式はPC9径間連結プレテンT桁橋。詳細設計はパシフィックコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新町1―7)が担当。

 山武東総道路2期は、山武郡横芝光町芝崎地先の横芝光ICから匝瑳市横須賀地先の主要地方道八日市場野栄線までの約5・0㎞の路線で、①横芝光1・6㎞②時曽根1・0㎞③笹曽根0・8㎞④八日市場ほ1・6㎞――の4工区で事業を進めている。横芝光工区は道路公社、他の3工区は海匝土木事務所が施行。道路幅員は9・5m(車道3・5m×2、路肩1・25m×2)。道路規格は第3種第2級で設計速度60㎞/h。道路構造は盛土。

 04年3月に整備区間の指定を受け、07年度に事業着手した。進捗率は事業費ベースで昨年度末に約59%となっている。

 銚子連絡道路は、首都圏中央連絡自動車道などの高規格幹線道路を補完する地域高規格道路として計画。路線は、山武市と銚子市を連絡する概略延長約30㎞。このうち、圏央道の松尾横芝ICから匝瑳市の主要地方道八日市場野栄線までを山武東総道路として整備。松尾横芝ICから横芝光ICまでの1期約6・1㎞が06年3月に完成し、供用を開始している。

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