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栃木県壬生町

壬生町 南部配水場更新事業、管理棟新築と設備6、7月に公告、総工費10億、22年度に外構工事

2020/05/28 日本工業経済新聞(栃木版)

 壬生町は、南部配水場(壬生甲)の「管理棟新築・配水塔取り壊し」、「電気・機械設備工事」の2件を6、7月に一般競争入札で公告する。9月には指名競争入札で場内配管工事を発注する。配水塔取り壊しは8月に着工し、12月までに完了予定。管理棟新築と電気・機械設備は配水塔取り壊しが完了次第、順次着工し2022年3月中旬に完了する。場内配管は10月に着工し年度内に完了予定。工事費は配水塔解体が約3900万円、管理棟が約1億3200万円、電気・機械設備が約3億8000万円(電気約2億5000万円、機械約1億3000万円)、場内配管は約1500万円。

 南部配水場更新事業(2019~22年度)の一環で総工費は約10億円。19年度に新配水池を築造した。22年度は既存管理棟の取り壊し、場内の舗装やフェンスの整備など外構工事を計画している。

 解体する配水塔はPC造で円筒状の建物。1972年に建てられた。直径7・5m、高さ28m、有効容量1236立方m。

 新しい管理棟はS造平屋建て建築面積329平方m。建設場所は配水塔跡地となる敷地面積約3522平方mの中央。配水塔と管理棟は16年度に実施した耐震診断で耐震補強が必要と判断されたため工事に至った。

 電気・機械設備は新管理棟に伴う工事。場内配管は老朽化が進んでいるため更新する。

 詳細設計は電気・機械設備や配水池を工藤設計(宇都宮市)、新管理棟、既存の配水塔と管理棟の解体をオー・ジー・オーアソシエイツ(小山市)が担当した。

 南部配水場は国道352号と主要地方道宇都宮栃木線が交わる本丸1丁目交差点から約250m北西に位置。給水区域は町南部。給水戸数は約4400戸(14年度現在)。耐震基準を満たす施設への更新で災害時の応急給水拠点として最も重要な水道施設に位置づけられる。

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