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栃木県住宅課

県住宅課 県営住宅整備事業、うえの給水設備、野沢は排水管、大宮、横倉第1居住性向上、羽川、平松本町で

2020/06/09 日本工業経済新聞(栃木版)

 県住宅課は、今年度の県営住宅整備事業計画をまとめた。長寿命化型などの改善に12億6541万円(繰越含む)を計上。平松本町6号棟(宇都宮市)、羽川4~7号棟(小山市)で工事、野沢(宇都宮市)、うえの(同)、大宮(栃木市)の1~3号棟などで設計と工事を予定。平松本町1、2、4号棟、犬塚(小山市)、羽川の2~3号棟、八幡6号棟(足利市)では設計を委託し、来年度に工事を計画している。県営住宅総量適正化推進事業費は2億605万円(繰越含む)。馬場(さくら市)などの老朽住宅解体を進める。

 県営住宅整備事業は今年度当初予算に872戸分として8億3438万4000円を計上。繰越予算は4億3103万4000円。

 平松本町住宅6号棟(24戸)はRC造5階建て延べ1846平方m。屋上防水と外壁改修工事を9月までに一般競争入札で発注する。

 羽川住宅4~7号棟(4棟64戸)は屋上防水と外壁改修、給排水設備改修工事を第2四半期に発注。各住棟はRC造5階建て1317平方m。

 屋上防水と外壁改修は2棟ずつ発注。4号棟と5号棟、6号棟と7号棟に分け一般競争で入札する。給排水設備も4号棟と5号棟(2棟32戸)、6号棟と7号棟(2棟32戸)に分け指名競争で入札。受水槽改修工事も発注する。

 野沢住宅1~3号棟(3棟72戸)は排水管改修、うえの住宅1~3号棟(3棟64戸)は給水設備改修の設計を進め工事を発注。

 大宮住宅1~3号棟(3棟90戸)は長寿命化型と居住性向上型の工事で、給排水設備と浴室を改修。横倉第1住宅(小山市)は居住性向上型改善で1~4号棟(4棟60戸)で下水道接続工事を実施する。

 うえの住宅では福祉対応型の手摺り設置や段差解消など高齢者向け改善を1、4、7号棟で1戸ずつ実施。平松住宅(宇都宮市)は4号棟の2戸で高齢者向けの改善を行う。今年度に設計を行う工事は秋頃の発注が見込まれる。

 平松本町住宅1、2、4号棟(3棟72戸)は屋上防水、外壁改修、排水管改修に向けた設計を委託。羽川2~3号棟(2棟32戸)は屋上防水、外壁改修、給排水設備改修の設計を進める。

 犬塚住宅2~3号棟(2棟32戸)、八幡住宅6号棟(1棟24戸)はいずれも屋上防水と外壁改修の設計を行う。

 安全性確保型改善ではエレベーターを改修。宇都宮市の春日住宅4~7号棟、今泉住宅2号棟、大和住宅1、3号棟、矢板市の木幡北山住宅1~3号棟、さくら市の草川第3住宅1号棟、蒲須坂住宅2号棟、佐野市の石塚住宅5~6号棟で戸開走行防止装置の設置やブレーキ2重化などの耐震化を図る。

 総量適正化推進事業費は当初予算に4棟20戸分の解体費4405万4000円を計上。繰越分の1億6200万円と併せて用途廃止する住宅の解体を進める。

 馬場住宅は1962~64年度に建設された準耐火構造平屋建て1~3号棟(3棟16戸)の設計を行って解体工事を発注。

 また、埼玉住宅(那須塩原市)は1974年度建設の準耐火構造2階建て1~9号棟(9棟40戸)の解体工事2件、黒田住宅(那須町)は65年度建設の準耐火構造平屋建て1~2号棟(2棟12戸)の解体工事1件を早期に入札する。

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