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茨城県水戸市

酒門小を長寿命化/1期工建築は9月発注、続けて設備発注/塗装や防水、EV新設工

2020/06/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は酒門小学校(酒門町1445―1)の長寿命化改良工事を計画している。本年度は1期工として教室棟と管理教室棟の一部を対象とする。建築工事を9月に発注するほか、電気設備、機械設備(給排水)、機械設備(空調)の工事を10~12月に発注する予定。

 現段階で想定している内容は外壁の塗装や防水の改修、中性化対策、インフラ設備の更新、エレベーターの新設。

 エレベーターは給食の運搬や障がい者利用などのため、管理教室棟の北側に位置する給食室(1階)、配膳室(2~3階)付近での設置を検討している。

 改修する施設は教室棟および管理教室棟。2棟は廊下で繋がっており、いずれもRC造3階建てで、教室棟は延べ約919㎡、管理教室棟は延べ約2399㎡。

 施設内部には、教室棟では1階に普通教室、準備室、多目的室、倉庫、2~3階に普通教室各3室を備えるほか、各階に男女トイレと階段を配置。

 管理教室棟は1階に昇降口、普通教室2室、保健室、校長室、職員室、給食室、放送室など。

 2階に普通教室5室、学習室2室、教育相談室、3階には普通教室6室と多目的室などのほか、各階に男女トイレと階段を2カ所設置している。

 管理教室棟のうち、1期工の対象となるのは西側のおおよそ半分。エレベーター新設を含む東側の改修は2期工で行う。

 実施設計は㈱早川建築事務所(水戸市)がまとめている。

 仮設校舎賃貸借は日成ビルド工業㈱水戸支店(水戸市)が2億2660万円(税抜き)で落札した。

 予算額は3カ年継続費7億2700万円を設定している。年割額は19年度1億6500万円、20年度2億4900万円、21年度3億1300万円。

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