城里町の一般会計補正予算(第4号)の修正案が16日に町議会で可決された。補正では道の駅かつら移転の基本構想策定委託に888万8000円、同基本計画策定委託に1546万6000円を計上し、教育施設の長寿命化計画策定委託には1667万6000円を盛り込んだ。
道の駅かつらは、施設の老朽化に加え、県による那珂川大橋の架け替え場所に当たることなどから、建て替えを検討している。
本年度は基本構想および基本計画に着手するとして当初予算案に委託料を計上したが、修正動議により削除された。今補正予算において単価を見直した上で再度、議会の承認を求め、議決された。
教育施設の長寿命化計画は、小中学校をはじめとする17施設を対象とした修繕や改良などの中長期的な計画として策定する。
そのほか、七会町民センター正面の法面が経年劣化やイノシシ被害などにより崩れており、修繕するとして実施設計委託料132万円を予算化した。
本年度は設計をまとめ、法面の状況を見ながら工事の発注時期などを検討していく。
一般会計全体では8576万4000円を追加し、総額を146億9922万5000円とした。
予算案の修正動議では、債務負担行為の健康増進施設、総合野外活動センター、七会町民センターの指定管理料が削除された。
補正予算の主な内容と金額は次のとおり。
【総務費】
◆町民センター・実施設計委託=132万円
【商工費】
◆観光施設
◇道の駅かつら移転基本構想策定委託=888万8000円
◇道の駅移転基本計画策定委託=1546万6000円
【土木費】
◆道路新設改良・町道改良移転補償物件=1500万円
【教育費】
◆事務局・教育施設長寿命化計画策定業務委託=1667万6000円
【水道事業会計】
〔収益的支出〕
◆受託工事
◇設計業務=100万円
◇工事=2200万円