春日部市は市営住宅の長寿命化計画（２０１２年３月策定）を改定する。対象建築物の役割や将来ニーズなどを整理し、今後の点検、修繕、改善（高齢者対応）、建て替えなどの実施方針・事業手法を新たに定める。合わせて住生活基本計画（11年３月策定）の改定も進め、住環境向上に向けた基本理念などを再構築する。

　市営住宅長寿命化計画の改定では、目標管理戸数を見直した上で、事業実施予定一覧を作成する見通し。

　現在管理している主な市営住宅は▽藤塚根郷＝３・４階建て、50戸▽緑町＝３・５階建て、１１８戸▽花積＝平屋、20戸▽上蛭田第二＝４・５階建て、54戸▽西宝珠花北＝２階建て、13戸▽西金野井＝３階建て、54戸▽新宿新田＝平屋・２階建て、39戸▽東中野＝２階建て、16戸▽平松谷＝２階建て、15戸▽グランドソレイユ＝３階建て、27戸。

　住生活基本計画の改定では、市内３０００世帯からアンケート形式で住宅施策の意向を集め、基本理念・目標の検討に生かしていく。具体策については、市営住宅長寿命化計画との整合性に配慮して決定する。

　16日に入札公告した「住生活基本計画・市営住宅長寿命化計画策定業務」で、改定作業の委託先を決める。開札は７月８日、契約予定日は同20日。予定価格は１００１万１０００円。納期は２０２１年３月19日を予定している。