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事業者茨城県城里町
見出し日本初の女性教師・黒澤止幾(とき)生家を整備/補強や外構、展示棟  
掲載 2020年6月25日日本工業経済新聞(茨城版)  
本文

 城里町は町指定史跡である黒澤止幾(とき)生家の保存活用計画をまとめた。建造物や周辺環境の破損部分を修理し、安全性の課題に対処した上で、止幾の功績や町の歴史を伝える場として活用し、地域の観光拠点となるように整備していく方針だ。本年度は検討委員会を組織し、計画の調査・検討に着手する。

 生家の所在地は錫高野留場2224―1。指定範囲の敷地は807・99㎡。
 建物はW造平屋、108・26㎡。江戸後期の建築と推定され、曲屋の寄棟造の形式で、屋根は茅葺き。
 長く修理を行っていないため全体的に破損が進んでおり、耐震・耐風の対策もされていない状態だ。
 生家内は畳敷きの部屋がある東西棟と土間のある南北棟に分かれており、座敷部を寺子屋空間、土間部を当時の伝統的生活の見学の場として公開・活用を目指す。
 事業スケジュールは、まず第1期の第1段階として生家の耐震診断や補強検討、敷地内全体(外構)整備の設計、保存活用計画に基づく生家建物の基本設計、駐車場や仮設便所などの便益施設の基本設計などを行う。
 第2段階では修繕に向けた調査を行うための生家解体工事のほか、外構や生家、便益施設の実施設計をまとめ、第3段階でこれらの工事を行う。
 さらに、生家の敷地周辺の土地・建物を取得できた場合には第2期スケジュールを開始する。文書などの資料を収蔵し、黒澤止幾や同時代の地域の歴史を展示する収蔵・展示棟の新築工事などを実施したい考えだ。
 黒澤止幾(1806~89年)は日本初の女性教師であり、町の教育に大きく貢献した人物。安政5年(1858年)に水戸藩主徳川斉昭が安政の大獄において不時登城の罪で謹慎を命じられた際に上京し、無実を訴える長歌を献上しようとしたことで知られる。黒沢止幾生家は止幾が生まれ育ち、教鞭をとったといわれる場所。
 計画は合同会社もば建築文化研究所(東京都台東区)が策定。

【図=黒澤止幾生家 全体整備基本計画図】

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