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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木が苗ケ島飯土井で用地買収へ

2020/06/26 群馬建設新聞

県前橋土木事務所は県道苗ケ島飯土井線の飯土井波志江工区で、境界確認を経て用地買収に着手する。これまでに示されたルート案のうち、走行性と安全性を重視する案を採用、道路計画をまとめた。整備延長は約650m、全幅10・25mで片側に2・5mの歩道を設置する道路構造となっている。

2019年7月に走行性・安全性、農地分断抑制、生活環境配慮のそれぞれに特化したルート案3つを示した。地域の意見を踏まえて検討した結果、走行性・安全性を重視した案を採用。緩やかなカーブで見通しの良い安全性の高い道路計画とした。詳細設計はオウギ工設(前橋市)に委託し、作業を進めている。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、地域への周知には時間が掛かった。また、これからの境界確認および用地買収にも影響を及ぼす見通し。用地が確保できた後に、埋蔵文化財調査を行い着工するながれだが、周辺地域に古墳があることから、同調査にも時間が必要となることが懸念される。

飯土井波志江工区は、現道が国道17号と交わる飯土井交差点から、北関東自動車道波志江スマートインターチェンジ(SIC)に向かう伊勢崎市道1-504号線に接続する。前橋市と伊勢崎市の行政境を流れる神沢川には新橋を整備する。新橋設計は県伊勢崎土木事務所が高崎測量(高崎市)に委託した。橋長25・6mのPC単純ポストテンションT桁橋で、橋台は両岸ともに逆T式を想定する。

工事は各土木事務所が担当管内分を発注する。橋梁部の施工担当は両事務所で調整。また、市道との接続部分は、前橋市や伊勢崎市と協議する。

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