国土交通省をはじめとした中央省庁や高速道路会社、独立行政法人などを対象とする2021・22年度定期競争参加資格審査のインターネット一元受付の概要が明らかになった。パスワード発行申請受付は11月2日~12月28日まで、申請書データの受付が12月1日~21年1月15日までとなる。パスワード発行申請を受付期間内に行わなければインターネット方式による申請はできない。また、今回の申請から申請書入力プログラムをダウンロードする作業を廃止した。
実施機関は建設工事が23機関、測量・建設コンサルタント等業務は24機関で、業務は今回、阪神高速道路も対象になる。農林水産省大臣官房予算課は工事のみ、国土地理院は業務のみとなる。
11月からヘルプデスクを開設するが、前回とは電話番号・FAX番号が変わるため注意が必要。インターネット申請で利用するURL、詳細な機器仕様、申請書作成の手引きの入手方法、新たなヘルプデスクの番号などは10月上旬に発表する。
工事の競争参加資格に必要となる経営事項審査は今回、新型コロナウイルス感染症に係る申請の特例として、18年10月30日以降を審査基準日とする最新のものであれば申請が可能となる。
インターネット一元受付に参加している各機関に対しては原則として一つのデータで全ての機関への申請が可能であり、複数作成する必要はない。
郵送などインターネット方式以外の場合は従来通り各機関へ申請する必要がある。
なお、国交省では郵送方式は原則廃止しているが、共同企業体(経常JV)に関する申請等のインターネット方式では対応していない申請の場合は12月1日から1月15日までの期間で郵送申請を受け付ける。