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群馬県桐生市

桐生市が7月補正で庁舎設計費など

2020/07/04 群馬建設新聞

桐生市(荒木恵司市長)は3日、10日に開催予定の臨時議会へ上程する補正予算案を公表、注目の市役所庁舎建て替え基本計画・設計策定には2021年度までの債務負担行為を合わせ1億4665万4000円を確保した。公募型プロポーザルによる業者選定を予定。補正成立後に手続きなど準備を本格化させるため、早ければ7月下旬にも公告となりそう。

補正案に盛り込んだ庁舎整備事業費は5200万5000円の設計等委託費を中心に5229万7000円。債務負担で限度額9464万9000円を設定した。想定スケジュールは、22年度第1四半期までを基本計画から実施設計の期間(24カ月)に充てている。公募型プロポは、基本計画・基本設計の担当事務所を選定するために実施する。補正成立後は早急に手続きを進め、順調なら7月下旬の公告とみられる。

基本設計は21年7月までにまとめる。実施設計は、基本設計担当事務所との随意契約が見込まれ、22年6月までに仕上げる。施工業者の選定は22年7月に着手、12月議会での契約承認とし、23年1月に着工する。工事期間は24カ月を要する見込みから24年12月の完成を掲げる。その後、引っ越しを行い、既存施設解体、駐車場など外構工事を25年度末までに完了させる。建設費は合併特例債を活用するなど、約58億円を見積もっている。

新庁舎規模は、既存庁舎規模から32%縮減した約1万1500㎡程度を想定。建て替えにあたり組織の一部を周辺市有施設や民間施設に入床させる分庁方式の導入や、議事堂との一体的整備も視野に入れる。

一般会計はほかにGIGAスクール構想に基づくICT教育環境整備へタブレット端末などの購入費を計上した。追加額は10億5284万7000円で、累計総額610億8082万8000円となる。

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