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群馬県伊勢崎市

伊勢崎市の市民病院は救急センター室を整備

2020/07/07 群馬建設新聞

伊勢崎市は伊勢崎市民病院(連取本町12-1)に救急センター(室)を整備する。緊急搬送などに対応するための施設で、実施設計を進めている。新型コロナウイルス感染症の状況にもよるが、秋ごろに工事発注を行う考え。発注方法は条件付き一般競争入札となる見通し。

同病院の救急患者受け入れ施設が手狭となっているため、機能を拡張して質の高い医療を提供する。年度当初に実施設計の指名通知を行ったが、新型コロナウイルスの影響で取り止めとなった。その後、内部で見積もりを取り、下田設計(伊勢崎市)に随意契約で委託、8月中にまとめる。

病院本館の南側に位置する受け入れ施設を改修するもので、現状の処置室を2床から3床へ増床。これに伴い、観察室を7床から5床に変更する。救急センター(室)南側には救急車用の車寄せと渡り廊下を建設する構想。

これら工事を一括で発注する見通し。時期や方法はこれからの検討となっているが、予算規模から条件付き一般競争入札の可能性が高い。

当初予算の病院事業会計では、建設改良費3億3482万4000円を計上している。このうち、同センター(室)整備事業の内訳は1億7000万円。このほかに、飲用浄水設備の増設工事や空調設備改修工事を計画した。

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