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茨城県河川課

国交省の第1回防災・減災対策強化事業推進費は県内7ダムの制御設備に5800万

2020/07/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省国土政策局広域地方政策課はこのほど、2020年度防災・減災対策等強化事業推進費の第1回配分先を公表した。県内では、ダム7カ所の管理用制御処理設備の改良に5800万円が充てられる。9月の補正予算に上程される見通し。

 昨年の台風19号を踏まえ策定された「既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針」に基づき、県はダムの情報網を整備し、ホームページの河川防災情報を充実させるため、同予算を活用して本年度内にダム管理所内の制御設備を更新する。総事業費は1億4500万円。

 対象のダムは水沼、小山、花貫、竜神、十王、飯田、藤井川の7カ所。

 同推進費は、近年多発する激甚災害を踏まえ、国民の安全・安心の確保を一層図るため、年度途中に緊急的かつ機動的に実施する防災・減災対策の強化を行う事業に配分される予算。

 対象事業は①事前防災・減災対策②災害を受けた地域における再度災害防止対策③公共交通に係る重大な事故が発生した箇所における事故の再発防止対策-に分けられる。

 今回は事前防災・減災対策に約68億円(27件)、再度災害防止対策に約11億円(3件)が配分される。

 なお第2回は9月中旬に、第3回は11月中旬に配布予定。

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