沼田市は小学校4校、中学校5校を対象に体育館の照明LED化やスピーカー、ステージの吊り天井など非構造部材の耐震化改修工事を計画している。実施設計を9月中に分割して指名通知。工事費を確保してるものの発注は設計業務の進捗にもよるが、2021年度になる可能性もある。19年度に先行して実施設計を行った沼田東小(東原新町1801-1)はトイレ洋式化などを含んだ改修工事を同じく9月中に発注したい考え。
当初は10校で夏休み中の施工を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で大幅な予定変更を余儀なくされている。
実施設計の対象は沼田小、川田小、白沢小、多那小、沼田南中、沼田西中、薄根中、池田中、利根中。児童・生徒の安全を確保するほか、避難所としての利用を可能にするため改修する。
沼田東小の設計は亦野建築設計事務所(前橋市)が手掛けた。工事内容は照明のLED化、ステージ上の吊り天井改修、多目的トイレの新設。併せて男子トイレ2基、女子トイレ3基の和式便器を洋式化し、床を乾式に更新する。多目的トイレは洋式便器1基を新設する。
当初予算で小学校の実施設計費770万円、改修工事費1億568万5000円、中学校は実施設計費1210万円、工事費7903万9000円を確保した。