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群馬県利根沼田環境森林事務所

県利根沼田環境森林事務所は柿平で復旧治山

2020/08/01 群馬建設新聞

県利根沼田環境森林事務所は沼田市利根町柿平で進める治山事業で、2020年度は3地区に分けて工事発注を行う。柿平Ⅰ地区が谷止工、Ⅱ地区は法枠工、Ⅲ地区で土留め工などを予定。月内にもⅡ地区とⅢ地区は指名通知する。Ⅰ地区は9月中の指名通知を見込んでいる。

柿平地区は16年9月に発生した豪雨により土石流被害を受けており、緊急性の高い箇所から施工を進めてきた。

Ⅰ地区の谷止工は計10基を設置する計画でこれまでに№1~№5を施工しており、№6と№7を発注する。№6は延長28・9m、高さ5・5m、コンクリートボリューム約270立方m、№7は延長36m、高さ7・5m、コンクリートボリューム約470立方m。設計業務は国土防災技術(前橋市)が担当。残る3基は21年度を予定している。

柿平Ⅱ地区は山頂付近の約300㎡でモルタル吹付けの法枠工を計画。これまでに約1700㎡を施工、残る約1300㎡を行う。今回発注で完了となる。設計業務は群馬県森林緑整備基金(榛東村)が手掛けた。

柿平Ⅲ地区で発注するのは土留め工2基および護岸工、水路工、筋工、伏工。土留め工は延長8~9m、高さ3m、コンクリートボリューム約17立方mで2基設置する。護岸工はコンクリートブロック積み工で延長44・5m、高さ2・7m、面積123㎡、水路工はモルタル吹付工100m、筋工は330mの計画、設計業務は群馬県森林緑整備基金が行った。

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