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群馬県桐生土木事務所

県桐生土木事務所は小倉川の河川改修工を11月までに指名

2020/08/06 群馬建設新聞

県桐生土木事務所は、桐生市川内町地先で進めている小倉川の河川改修で延長約80mの護岸工と階段工1カ所を実施し、事業を完了させる。工種は土木一式とし、11月までに指名通知する。

20年度に施工するのは、たかのす聖母保育園(川内町2-81-4)の西側を起点とし、県道川内堤線の鍛冶谷橋までの区間。現況の河川幅は約3m。

右岸側にある高さ約3mのブロック積み護岸を220㎡程度撤去。掘削して川幅を約5mに広げる。護岸は法勾配5分で間知ブロックを積む。堤高は既設と同程度。施工面積は、既存護岸の撤去面積と同程度となる。拡幅により市道と近接するため、道路境界部分に高さ1・1mの転落防止柵を設ける。

左岸は既存ブロック積み護岸を活用。一部基礎が洗掘されているため、計画河床高から深さ1mで根継ぎ工を行い、増水時に備えた補強を行う。柵は道路や住宅に面していないため設置しない。

階段は、維持管理や親水を目的に整備する。施工箇所は、たかのす聖母保育園の南側。延長約8・7mの2割勾配で計画。幅40㎝の踏み面には、φ200㎜の自然石を2分の1埋め込む。蹴り上げは20㎝を予定。下段から50㎝を根入れとして埋め戻す。

詳細設計業務は、三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が作成した。

河川改修は県単事業で17年度に着工。対象区間は市道の鷹ノ巣橋から鍛冶谷橋までの約210m。工事は下流部に当たる鷹ノ巣橋側から進めており、これまでに約130m区間が完了した。

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