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茨城県水産振興課

県水産振興課が北浦の矢板補修工を12月にも公告

2020/10/27 日本工業経済新聞(茨城版)

 県水産振興課は水産物供給基盤機能保全事業基本計画に基づき、霞ヶ浦および北浦における水生植物帯の造成と保全工事を進めている。本年度はこれから、北浦の鹿嶋市奈良毛地内の矢板補修工事を発注する予定で、一般競争入札を12~1月にも公告する見通し。

 ヨシの植物帯(A5720㎡)を囲っている木製の矢板が老朽化で崩れていることから、コンクリート製に更新する。矢板の高さは1・8mで、両脇以外の200mが対象。工期は4カ月を想定している。

 設計は㈱ニュージェック茨城事務所(水戸市)が手掛けた。委託額は税込み1027万4000円。当初予算額は設計を含めて約5000万円を確保した。

 県水産物供給基盤機能保全事業基本計画によると、新規造成は5カ所(①行方市山田〔北浦〕②鹿嶋市爪木〔北浦〕③潮来市大賀〔北浦〕④稲敷市浮島〔霞ヶ浦〕⑤かすみがうら市安食〔霞ヶ浦〕)。

 このうち①は19年度に造成工を福井建設㈱(石岡市)が、盛土・植栽工を藤枝建設㈱(鉾田市)が施工。②は10月20日に松原建設㈱茨城本店(稲敷市)が税込み8492万円で落札している。

 一方、保全は8カ所(①行方市蔵川〔北浦〕②鹿嶋市奈良毛〔北浦〕③行方市矢幡〔北浦〕④行方市繁昌〔北浦〕⑤行方市山田〔北浦〕⑥かすみがうら市柏崎〔霞ヶ浦〕⑦稲敷市鳩崎〔霞ヶ浦〕⑧行方市八木蒔〔霞ヶ浦〕)。

 ①は昨年度に三国屋建設㈱(神栖市)が施工した。


【消波施設の矢板が壊れているため更新する】

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