記事

事業者
茨城県古河市,茨城県筑西市,茨城県坂東市,茨城県桜川市

4号アクセス道で舗装/玉戸一本松線は排水路工/県西地区の道路整備事業

2021/01/27 日本工業経済新聞(茨城版)

 県西地区で進む主要道路整備事業をまとめた。2021年度は、古河市が新4号国道アクセス道路で県境付近の舗装工事を行うほか、用地取得を進める。筑西市は玉戸・一本松線で用排水路付け替えに取り掛かり、小川線で西側交差点手前の拡幅を行う。坂東市は三本松中西線で早期完了を目指し、拡幅工事と雨水管渠敷設を実施する。桜川市は通学路整備で、桃山学園の北側新設区間などで用地取得を推進し、順次工事に着手するほか、坂戸小で学校周辺から西へ拡幅整備を進めていく。

 【古河市】

 新4号国道アクセス道路は野木東工業団地~新4号国道までの約2・1㎞区間で整備を計画。幅員は15mで、車道は8m、歩道は両側に3・5mずつを想定し、管渠型側溝を設ける。

 野木町総合運動公園東側の上大野地内で舗装工事を予定しており、上層~基層まで実施する見込み。工事延長は500m程度を見込む。また全体の用地取得を進めるほか、新4号国道との接続で国との協議を図る。

 【筑西市】

 玉戸・一本松線は県道筑西三和線~国道50号までの約1530mに新設する計画。幅員は16/9mの2車線とし、両側に歩道と管渠型側溝を設ける。21年度は用地取得を推進し、まとまり次第、用排水路の付け替え工事に着手する予定。24年度の開通を目指す。

 川島地区の小川線は西工区の市道との交差点周辺で道路改良舗装を進めている。21年度に交差点手前までの約45mの拡幅整備、22年度に交差点周辺の改良を行い、供用開始を目指す。2・7mの現道を12~15mに拡幅し、2車線分を確保する。

 【坂東市】

 三本松中西線は坂東消防署前交差点から東の約290m区間で用地交渉が完了したことから、早期完了を目指して整備を推進。21年度は消防署東側の180・9mで拡幅工事とボックスカルバート工を行う予定。17mの2車線に拡幅し、両側に歩道とU字側溝を整備する。

 【桜川市】

 通学路整備は義務教育学校「桃山学園」と坂戸小学校・岩瀬西中学校で工事に着手している。

 桃山学園は西側の市道拡幅を進めているほか、そこから東に延伸する約400mと北に延伸する約1000mで道路新設を計画。21年度は全体の用地取得を進めるとともに、北側の新設区間などで用地がまとまった箇所から造成工事に入りたい考え。

 坂戸小の北側と岩瀬西中の南側を通る市道0106号線は、西飯岡地内の約1200mで拡幅工事を推進。坂戸小周辺から西に向かって整備していく方針で、21年度は延長250~300m程度の道路改良を行う見込み。また同路線と交差する市道0115号線で用地取得などを図る。


 【写真=新4号アクセス道、小川線】

記事資料 記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら