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林野庁群馬森林管理署

群馬森林が3月に4工事を公告

2021/01/28 群馬建設新聞

林野庁群馬森林管理署は、3月に復旧治山工事や林業専用道新設工事など4件の工事発注を計画している。補正予算を活用する工事となっており、施工場所は桐生市と安中市で2件ずつ。いずれも総合評価落札方式で公告する。これまでの発注実績を考慮すると、参加条件は施工実績のある県内企業となるもよう。

公告するのは桐生市黒保根町で治山工事1件、林道工事1件。安中市松井田町も治山および林道工事1件ずつを発注する。桐生市黒保根町では、鳥居川(赤薙)地区の復旧治山工事を実施。ロープネット工約1000㎡などを行うもので、工事費は4000万~2億円、約10カ月の工期を見込む。また、同町で花輪林業専用道の新設工事に取り組む。コンクリート路面工約1700㎡や溝渠工などで1200万~4000万円の工事費を想定。工期は9カ月を予定している。

安中市の松井田町では中尾川の復旧治山工事と地蔵・三沢(楢尾)の林道改良工事を計画。中尾川は谷止工1基を整備する。使用するコンクリートは400立方m程度となる見通し。工事費は1200万~4000万円で工期は約8カ月となる。

地蔵峠・三沢(楢尾)では林道などの舗装改良に取り組む。アスファルト舗装工約6900㎡のほか、法面保護工などが盛り込まれる。工事費は4000万円~2億円。約9カ月で完了を目指す。

各工事は3月ごろ、同時期に発注する見通し。入札方式は施工体制確認型の総合評価落札方式が濃厚。参加条件は県内に本社、支店、営業所を有する企業で、施工実績を求めることになりそう。

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