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群馬県明和町

明和町は21年度当初予算案を明らかに

2021/02/23 群馬建設新聞




明和町(冨塚基輔町長)は22日、2021年度当初予算案を明らかにした。明和東部工業団地造成事業区域への新たなアクセス道として整備を計画する東部工業団地線(南工区)の道路改良事業費1億円を確保。工事費と用地買収等費用をそれぞれ約5000万円の内訳としている。このほか中央幹線排水路横断管改修事業費1300万円や旧保健センター改修工事費539万円などを計上した。

一般会計総額は前年度比7・6%増となる58億円。普通建設事業費は10億2700万円で同10・5%増となった。構成比は17・7%。20年度に引き続き、オールインワンのまちづくりを推進、企業誘致による財政力の向上や定住人口などの増加を図る予算編成となった。

東部工業団地線(南工区)の道路改良は、下江黒と斗合田、千津井地内で計画される東部工業団地造成事業に伴って計画。道路の全体計画は約650mで、21年度は約半分ほどの延長での工事を見込む。同線の整備完了時期は未定となる。現在、詳細設計をアイ・ディー・エー(高崎市)が3月納期で担当している。

中央幹線排水路横断改修事業には事業費1300万円を計上。ゲリラ豪雨や台風による冠水および越水対策とし、中央幹線排水路の県道横断管を改修、流下能力の向上を図る。

このほか産業文化館の日本キャンパックホール(南大島1073-1)は老朽化した舞台機構改修工事を実施。工事費に3313万2000円を計上。旧保健センター(新里107-1)の跡地利用活用事業は改修工事費に539万円を計上し、トイレの増設や間仕切壁設置などを見込む。東小学校(千津井293)は北校舎を対象に外壁危険箇所の撤去・補修工事費に469万7000円。県小規模農村整備事業は1699万5000円を確保、農道および用排水路の整備を引き続き推進する。海洋センター(新里322ー1)は冷房用ユニットの更新工事を予定、440万円の事業費を盛り込んでいる。

また都市計画マスタープラン改定業務委託料に480万円、都市計画道路見直し業務委託料に450万円を計上。それぞれの見直しを図ることで、持続可能なまちづくりを進める。

下水道事業特別会計予算案は前年度比5・6%減となる総額5億300万円を確保。下水道管渠整備費用が半分を占める。このほか、耐水化計画策定業務に着手、下水処理場の浸水対策として対策浸水深や対策箇所の優先順位などを決定する。計画策定業務委託料などを含む事業費1031万8000円を確保している。

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