関東地方整備局は2021年度における総合評価落札方式の実施方針として、難工事施工実績と難工事功労表彰を自由設定項目で必須に設定する。企業の技術力が十分発揮できる競争環境の確保を図るもので、それまでの選択項目から変更する。最大6点の配点となり、適用は8月1日以降の公告案件から。
同項目は08年より不調対策としてマネジメント特性が厳しい工事への受注意欲を促すため、現道上の工事など社会条件などが厳しい工事について必須項目に設定し、別の工事発注の際に加点評価してきた。さらに、功労表彰についても加点を実施した。
近年の状況として、18年に必須から選択項目に見直しを行い、受注工事の比率が17年の41%から20年は27%へ減少していた。
そのほか、自由設定項目では災害工事功労表彰、事務所独自の功労、貢献表彰、災害関連感謝状、新技術活用実績表彰などが必須に設定されている。